<術者目線で見る!>
・口腔周囲筋を大きく動かすマッサージ方法
・左側
・始めが肝心!指の挿入方法
・力加減と2つのポイント
※考え方や方法は様々あります。この動画でお伝えする内容はラプレッスンで推奨する方法です。
・患者さんの目元にタオルを置き、グローブをはめてペーストを指に塗った状態からスタート。
※グローブの指先がたるまないように注意!たるんでいると患者さんのリラックスを妨げてしまいます。
・術者ポジション : 12時
(マッサージ中の位置移動を最小限にするため。)
・患者さんの顔の向き : 正面
・患者さんとの距離 : こぶし1つ分
(マッサージは腰から動いて行います。患者さんの頭に当たらないようにするために、適切な距離をとりましょう。)
◆左側
右手人差し指の挿入 : 右下2番から挿入する
1. 左手薬指の爪横(動画でマークしている部分)を患者さんのオトガイを軽く引き下げる
→患者さんが自然と口を開けてくれる
2. 左手中指で下口唇をゆっくりと大きめにめくる
※薬指と中指で挟まないように注意!
3. 右手人差し指を左下2番に挿入する
左側のマッサージを行う
4. 挿入した右手人差し指を右下2番の歯肉から左下大臼歯部の歯肉まで滑らせる
→力を抜いて指の腹で歯肉のマッサージを行う
5. 左下大臼歯まできたら左上大臼歯の歯肉に向かって持ち上げる
6. 左上大臼歯から右上2番あたりまで指を滑らせたら指を抜く
7. 右下2番に挿入し、4〜7を4回繰り返す。(全部で5回円をかいてマッサージする)
※円は少しづつ大きくし、粘膜を広げていくように行う
[ポイント]
①力を抜き、指が軽く丸まった状態でマッサージを行う
指が反るように伸びていると爪や指の節が粘膜に当たり、患者さんに伝わるため
②上顎3などの歯肉の薄いところは特に注意が必要
歯肉を軽くさする程度の力で行い、患者さんに不快感を与えないように注意する